うさぎの選び方

うさぎの選び方のポイントは?どの品種がしつけをしやすいの?

うさぎの選び方のポイントは?どの品種がしつけをしやすいの?

うさぎを飼いたいなと思ってペットショップへ足を運ぶと、たくさんの品種や大きさの子がいることに驚く人は少なくありません。

どんな風に選べばよいのか、迷ってしまいます。

しつけやすい品種もいればなかなか難しい品種もいますし、一匹飼いと多頭飼いでは、適した品種なども異なります。

ここでは、どんな風にペットを飼いたいのか、飼い主のライフスタイルやウサギの品種、大きさなどから、選び方をご紹介しましょう。

品種によって購入費用が異なる

うさぎには150種類以上の品種があると言われていて、その中には比較的いろいろなペットショップで見かけることができる品種もいれば、レアな品種でなかなか手に入りにくいものまで様々です。

ウサギの購入価格はショップごとに異なりますが、一般的に1万円以内で購入できるものは、ミニウサギとかミックスなどの雑種が多いでしょう。

ミックスの中でも形が良い品種になると、1万円以上するものもありますが、純血種の子でも上手に探したりセールを利用すれば、1万円台で購入できることもあります。

ペットショップなどで販売されていることが多いネザーランドワーフとかホーランドロップなどは、純血種の中でも比較的日本で人気が高い品種で、予算は3万円~5万円程度で購入できます。

セールを利用するともう少しリーズナブルなこともありますが、このぐらいの予算があると良いでしょう。

一般的に、購入費用が高くなりやすいのはレアな品種で、5万円以上するものもめずらしくありません。

ウサギの専門店でなら比較的見つけやすいホーランドロップとかミニレッキスなどの品種が、ここに分類されます。

もっとレアな品種となるドワーフホトやジャージーウーリーなどは、専門店でも取り扱いが少ないため、ブリーダーから直接取り寄せてもらうという方法が一般的となるでしょう。

品種が異なると取り扱っている販売店もタイプも変わってくるので、特定の品種の子が欲しいという人は、ショップに相談しながら決めるという方法もアリではないでしょうか。

うさぎのシンボルマークと言えば可愛い耳ですが、耳の形や毛の長さなど、形による選び方もあります。

耳が垂れているのか立っているのか、また体毛は長いのか短いのかによって、品種を絞り込むことができます。

例えば、立っている耳で体毛が短めの子が欲しいなら、ネザーランドドワーフとかドワーフホト、ミニレッキスなどがピッタリですし、立っている耳でも体毛が長めの子が欲しければ、ジャージーウーリーなどがおすすめです。

一方、垂れ耳の子が良いなという場合には、体毛が短めの品種ならホーランドロップがいますし、体毛が長めの子ならアメリカンファジーロップなどはいかがでしょうか。

うさぎは品種によって、どのぐらいまで大きくなるかという点が異なります。

成長しても小さめのサイズの子が良い人なら、大人になっても体重が1キロ未満のネザーランドドワーフが良いでしょうし、大きく成長してほしい人なら、大人になると体重が3キロぐらいにもなるホーランドロップとかミニレッキスなどがおすすめです。

品種によって大体のサイズの目安はありますが、その子によって小さめの子もいれば大きめの子もいます。

そのため、小さいウサギが欲しくてネザーランドドワーフを選んだのに体重が1キロを超えてしまった、ということももちろんあります。個体差と考えてあげましょう。

性格や相性はとっても大切な選び方

ウサギにも、人間と同じように性格があります。

品種ごとにそれぞれザックリとした性格の傾向などはありますが、そうしたガイドラインはあくまでも目安と考えておいた方が良いでしょう。

分かりやすく言えば、日本人は礼儀正しいという国民性がありますが、これはあくまでも国民性で日本人全員が礼儀正しいわけではありません。

ウサギの品種性も、そうした大まかな感じだと考えることが必要です。

例えば、活発な子が好きな人な、ネザーランドドワーフとかドワーフホトなどが良いかもしれませんが、ネザーランドドワーフは警戒心が強いため、飼い主との相性が良くないとなかなか懐いてくれないという事態が起こりかねません。

また、食欲旺盛な子が多いホーランドロップやミニレッキスを選ぶと、おいしそうにフードを食べている姿を楽しむことができますが、ミニレッキスは気が強い傾向にあるとも言われています。

一方で、ミニレッキスには人懐っこい子や穏やかな子も多いので、必ずしもこうした分類がすべての子に当てはまるというわけではありません。

ウサギを迎えるためにペットショップに足を運んだら、一羽ずつと触れ合ってみたり、直感で選ぶという方法もおすすめです。

直感は言葉ではなかなか表現しにくいものですが、パッと見た時になんとなく相性が良さそうだと感じたり、仲良くなれそうだなと思うことがあるかもしれません。

そういう気持ちになるということは、直感的にその子にすでに惹かれているということですから、フィーリングに任せて気に入った子で決めるというのもアリではないでしょうか。

その子の性格で決めたいという選び方をする人もたくさんいます。

ペットショップの多くは、気に入った子がいたら抱かせてくれたり、ボディランゲージを取らせてくれる所がたくさんあるので、ぜひ利用しましょう。

ウサギとの触れあいタイムによって、その子の性格を垣間見ることができます。

例えば、あまり怖がらずに寄ってくる子なら、時間がかからずに懐いてくれる可能性は大ですし、触っても怖がったり逃げない子なら、撫でてもらうことが大好きな可能性があります。

一方、触れてもほとんど反応せずにじっとしている子もいます。

その場合、警戒しているのではなくてのんびりした性格の可能性がありますし、もしかしたら些細なことではストレスを感じないドッシリ構えた子なのかもしれません。

ちなみに、ストレスを感じやすかったり警戒心が強い子は、触れようとすると嫌がったり怖がったりしれケージの奥へ逃げてしまうことが多いです。

ペットショップでウサギに触れようとしたときに、噛みつこうとする子も中にはいます。

そうした子は、気が強くて攻撃的な子が多いため、飼い主との相性によってはほとんど懐いてくれないリスクはあります。

ただし、ウサギは触れたものが食べ物かどうかを確認するために噛むこともあります。

そのため、もしかしたら指を噛んだ場合でも、攻撃しようと噛むケースがある一方で、指が食べ物なのか噛んで確かめたというケースもあります。判断はなかなか難しいかもしれません。

ウサギのこうした性格を見たい人は、できるだけ夕方以降にペットショップへ足を運ぶと良いでしょう。

朝とか昼間などの早い時間に足を運んでも、ウサギはお昼寝中ということが多いので、個々の性格をチェックできないことがあるかもしれません。

健康状態のチェックはとても大切

ウサギがペットショップで生活している時には、体調が悪くなればペットショップが責任をもって病院に連れて行ってくれます。

しかし、一度自宅に迎え入れたら、その先は飼い主が責任をもってウサギの健康管理に取り組まなければいけません。

うさぎも人間と同じで、健康な子もいれば病気にかかりやすい子もいるため、購入前にできるだけ健康な子を選ぶことは、とても大切なポイントとなります。

ウサギの健康状態は、その子の顔つきや行動を見ることである程度分かることはたくさんあります。

例えば、元気がある子はふっくらしているのが一般的なので、あまり痩せすぎている子はもしかしたら何かしらの病気を持っている可能性があるかもしれません。

また、歩き方や飛び方を見ても、足を引きずっていたり、かばって地面に触れないようにしている足がある子は注意したほうが良いでしょう。

特に前足の部分をチェックしてみてください。

前足の肉球みたいな部分が乾燥してガサガサしている子は、何かしらのトラブルを抱えていることが考えられます。

ウサギの顔を見ても、健康状態が分かります。

例えば、目が充血していたり目やにがひどい子は、目の疾患を抱えているか抱えやすい子かもしれません。

できるだけ、そうした症状がなくて目がキラキラした子を選びたいものです。

ウサギのシンボルともいえる耳が汚れていたりかけている子は、耳の病気にかかりやすいかもしれません。

鼻水が出ていることは呼吸器系の疾患にかかりやすい子なのかもしれません。

兎は一般的に前歯が出ている子が多いのですが、それでも噛み合わせの良し悪しはあります。

かみ合わせが良くない子は、後からトラブルを起こす可能性があるので、ウサギの選び方としては、噛み合わせについてもチェックしたほうが安心です。

体全体の健康状態を見る際には、ウンチの形や硬さをチェックするのがおすすめです。

ペットショップのケージは、もちろん頻繁にお掃除されて清潔な状態を保っていることが理想的です。

しかし、それでもケージの中に1つか2つぐらい新しいウンチが落ちていることは、もちろんあります。

もしもウンチが丸くてコロコロしているなら、その子の健康状態は良好と言えます。

下痢っぽかったりする子は、何かしらの不調を抱えている可能性があるので、病院で診察を受けた後で引き取るか、その子はあきらめて別の子を探すのが良いでしょう。

まとめ

うさぎの選び方にはいろいろな方法があります。

平均でも4年~5年程度、長ければ10年~15年も生活を共にする子を選ぶわけですから、品種や大きさ、予算に合わせて選ぶだけでなく、その子の性格とか飼い主との相性などもじっくりと見たうえで、どの子にするかを決めたいものです。

また、自宅へ引き取った後は、その子の県子管理は飼い主が責任をもって行わなければいけません。

そのため、あらかじめ健康状態をチェックして、できるだけ元気で健康な子を選ぶのが良いでしょう。

(2019年現在)