うさぎの選び方

飼いやすいうさぎっているの?なつきやすい品種のうさぎはどれがおすすめ?

飼いやすいうさぎっているの?なつきやすい品種のうさぎはどれがおすすめ?

うさぎは、その子によって性格は異なるものの、品種によって大まかな性格の傾向を知ることができます。

そうした性格を全く知らずに気に入ったという理由だけで迎え入れると、しつけが難しかったり性格や相性が飼い主と合わなかったりして、お互いにストレスやイライラが募ってしまいます。

初心者にとっては、できるだけ無理なく育てられる品種を選んだほうが失敗しません。ここでは、比較的飼いやすい品種と、その理由をご紹介しましょう。

初心者におすすめのウサギの選び方のポイント

ウサギは、初めてペットを飼う人にはおすすめの小動物として人気があります。

犬や猫と比べて体が小さいというだけでなく、鳴き声が小さいので集合住宅で飼っても近所迷惑になりません。

また、ウサギは基本的に夜行性なので、昼間仕事でずっと家を空けている人にとっても、家に帰って来てから触れ合うことができるという楽しみがありますし、待っているウサギにとっても起きている時間ずっと飼い主が家にいてくれることでストレスをためにくいというメリットも期待できます。

さらに、犬や猫などのペットと比べると、排せつ物のニオイが比較的少ない点もまた、初心者にとっては無理なく育てられるポイントと言えるでしょう。

それでは、ウサギの品種を選ぶ際にはどんなポイントを抑えたら良いのでしょうか?

1つ目のポイントは、体の大きさがあります。

品種によっては、大人になっても体重が1キロ以下という小型種がいる一方で、大人になると3キロぐらいまで大きくなる兎種もいます。

ウサギの中でも最も大きな兎種と言われているフレミッシュジャイアントになると、中型犬と同じぐらいにもなります。

大きくなる品種も、飼い方を心得ていたり飼育環境が整っていれば問題ありません。

しかし、初めてウサギを飼う人にとって無理なく育てられるのは、あまり大きくならない品種でしょう。

大きく成長する子だと、その分飼育スペースも広さが必要となりますし、体が大きな子は食事の量も多くなるので、食費がかさむことにもなります。

そのため、品種を選ぶ際には、その子が大人になってどのぐらいのサイズになるのかをはっきりイメージした上で、飼育が難しくない子を選びましょう。

2つ目のポイントは、体毛の長さです。

初心者におすすめなのは、体毛が短い品種の子です。

毛が長い子だと、普段からブラシなどでお手入れをしてあげる必要がありますが、ウサギの皮膚は犬や猫など他のペットと比べるととても柔らかいため、犬猫用のブラシは使うことができません。

犬猫用のスリッカーを使うと、うさぎの皮膚が裂けてしまうこともあります。

そのため、お手入れのことを考えると、やはり短毛種の方がおすすめです。短毛種の子なら、先端部がとがっていないスリッカーを使ってお手入れをするだけでOKなので、初心者でも無理なく育てられるのではないでしょうか。

3つ目のポイントは、健康状態があります。

品種によってかかる病気などが異なりますが、初めてうさぎを飼う人だと、どんな状態が病気のサインなのかをなかなか見つけにくいものです。

一般的には、純血種の方がミックス品種よりも病気にかかりやすいと言われているため、飼育のしやすさという点で選ぶなら、ミックスが良いかもしれません。

もちろん、純血種の中にも無理なく育てられる品種はいるので、病気にかかりにくい子を選びたいものです。

おすすめの品種はコレ

うさぎの中でも無理なく育てられると人気が高いのは、とても小柄なネザーランドドワーフです。

この品種は、ピーターラビットのイメージとしても使われていて、とにかく小さくて可愛いのが人気の理由と言えるでしょう。

大人になっても体重は1キロ程度なので、広い飼育環境を確保できない人や、集合住宅で飼いたい人にもおすすめです。

ネザーランドドワーフの性格は、好奇心は旺盛なので人に懐きやすいという特徴がありますが。

攻撃的ではなく、比較的穏やかで臆病な子が多いので、ペットで癒されたい人におすすめの品種です。

大きな耳がトレードマークのロップイヤーも無理なく育てられる点で人気があります。

この品種はもともとスペインのアナウサギをペット向けに改良した品種で、知能が高くて遊ぶことが大好きという特徴があります。

またロップイヤーの中にもいくつかの品種があり、それぞれに性格や特徴が少しずつ異なります。

そのため、いろいろな子と触れ合った上で、自分と相性が良さそうな子を見つけましょう。

この品種は、大きくて長い耳がずっと垂れているため、耳の中が蒸れやすいという健康上の注意点があります。

そのため、暑くなる季節はこまめに耳の中のお手入れをしてあげることが必要です。

総合ペットショップなどでもよく見かける小さなミニウサギもまた、無理なく育てられるという点では高い人気があるウサギです。

価格的にもそれほど高額ではないため、初めてうさぎを飼う人にとっては、予算内で手が届きやすく、それでいて飼育が難しくないという魅力があります。

ネザーランドドワーフやロップイヤーは純血種ですが、ミニウサギは雑種という違いはあるものの、ミックスということで純血種よりも病気にかかりにくく健康管理が難しくないという点もまた、ミニウサギが人気の理由と言えるでしょう。

初めてウサギを飼う人には、短毛種がおすすめなのですが、中にはどうしても長毛種にこだわりたいという人もいるでしょう。

そんな人におすすめなのが、ライオンのように長いたてがみが印象的なライオンラビットです。

フサフサとした体毛は他のウサギと比較しても長く、モフモフしているのが特徴です。

頭が良い品種なので、飼い主のことをすぐに認識して覚えてくれるというメリットはあるものの、警戒心が強いので、抱っこに慣れてくれるまで少し時間がかかるかもしれません。

根気よくウサギと向き合える人なら、初めてのライオンラビットでも大きな充実感を得ることができるのではないでしょうか。

ライオンラビットは嗅覚も鋭いので、食事の時間になるとスリスリしてきます。

このタイミングを上手く活用して、ナデナデすることから始めてみると良いでしょう。

ミニレッキスも、比較的飼育が簡単な品種です。

ミニレッキスはアメリカ原産なのですが、フランス原産のレックスとネザーランドドワーフをミックスして作られた品種です。

そのため、レックスとネザーランドドワーフの特徴を両方併せ持つ点が大きな魅力です。

中でも特徴的なのは、美しい毛並みです。

短毛種なので初心者にとってもお手入れはしやすいのですが、光沢がある毛並みを見ていると、普段から丁寧にお手入れをしているかのような美しさがあります。

性格は人に懐きやすくて甘えん坊な子が多いので、一緒に遊びたい人におすすめの品種と言えるでしょう。

オランダ原産でヨーロッパ中に広まったと言われているダッチも、温和な性格が初心者におすすめの品種と言われています。

この品種は、白と黒の体毛のカラーコントラストが品器で、日本にも古くからペットとして買われてきました。

人間に懐きやすく、とても温和な性格なので、小さな子供がいる家庭とか、他にもペットを飼っていてウサギが始めるか不安な家庭でも、安心して飼うことができる品種です。

大人になっても体重が1キロ程度にしかならない小型種ですが、お値段は2万円~6万円程度と他の品種と比べて少し高めとなる点だけがデメリットかもしれません。

最終的にはその子の性格と相性できめよう

ウサギの品種には、多くの子に共通する特徴があります。

例えば、人に懐きやすいと言われている品種なら、たいていの子は懐きやすいので、抱っこしやすかったり一緒に遊びやすい可能性が高いというわけです。

しかし、どのぐらい懐きやすいかという点については、その子によって個人差はあるので、懐いてくれる品種だから必ずしも飼い主が期待しているレベルで懐いてくれるというわけではありません。

そうなるためには、飼い主との相性とか飼育環境など、たくさんの要素が加わるため、同じ品種でも飼い主ととても懐いている子もいれば、イマイチ懐いてくれない子もいるわけです。

うさぎを飼う際には、個体によっていろいろな個性があるから、必ずしも飼い主の期待通りにいくかどうかはわからないという点は、あらかじめ理解しておかなければいけません。

心を込めてお世話をすれば、かならず気持ちは通じますし、懐きにくいと言われている品種でも、食事の時間になると飼い主にすり寄ってきたり、一緒に遊ぼうと誘ってくれたりすることがあるかもしれません。

品種による性格や特性などは、あくまでも目安ということなので、ウサギを選ぶ際には最終的には自分の直感とかその子との相性などで決めることをおすすめします。

自分でいろいろとリサーチした上でペットショップに足を運んだけれど、期待していた品種がいなかった、ということは珍しくありません。

その場合には、ペットショップの人に自分のリクエストなどを伝えながら、どの子が合っているのかをアドバイスしてもらう方法などもおすすめです。

ペットショップの人は、ウサギの品種や生態に詳しいので、知りたい情報を素早く教えてくれますし、飼う際のポイントとか注意点などについてもアドバイスをくれることが多いものです。

ペットショップでいろいろなアドバイスやサポートをもらえると、初めて飼う人にとっては大きな安心感や自信にもつながるのではないでしょうか。

まとめ

うさぎを初めて飼う人は、できるだけお手入れしやすい品種など、無理なく育てられるという点にポイントを置いた選び方がおすすめです。

品種によって体の大きさや体重は異なりますし、毛の長さなどが変わるとお手入れの大変さなども変わってきます。

自分のライフスタイルや性格、どんな風にウサギと暮らしたいのかという点をよく考えながら、できるだけ自分と相性が良い子を選びたいものです。