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アメリカンファジーロップの性格や特徴は?寿命や色の情報も!

アメリカンファジーロップの性格や特徴は?寿命や色の情報も!

オランダのホーランドロップイヤーとフランスのフレンチアンゴラをミックスして誕生したアメリカンファジーロップは、大きくて垂れている耳が特徴的な可愛いウサギです。

つぶれたように見える顔ツキも可愛くて、サイズ的にも大きすぎず小さすぎずなのでペットとしても人気が高く、ペットショップやウサギ専門店などでもリクエストが多い品種の一つです。

ここでは、この品種のウサギについて、種類や特徴など様々な点を検証してみました。

アメリカンファジーロップの種類と特徴

この品種のウサギはアメリカで誕生した品種ですが、もともとはオランダのホーランドロップイヤーとフランスのフレンチアンゴラをミックスしたものです。

そのため、この品種の性格や習性などは、ホーランドロップイヤーやフレンチアンゴラから引き継いでいる部分が多く、その子によってホーランドロップイヤー的な習性や性格が強く出ている子もいれば、フレンチアンゴラの性格が強く出ている子もいます。

そのため、同じ品種でもその子によって大きく違う性格をしている点が、この品種のウサギの大きな特徴と言えます。

この品種の一番の特徴は、大きくて垂れている耳ではないでしょうか。

また、毛は眺めで5cm程度の長さとなります。

ふわふわしているので、ずっとナデナデしていたくなるほどの滑らかな手触りです。

毛が長い品種だと、ブラッシングなどが大変だったりしますが、毛並みはゴワゴワしているわけではなくて細くて滑らかなので、お手入れが大変ということはありません。

ただし、犬や猫用のブラシを使うと、ウサギは皮膚が柔らかいので皮膚を切ってしまうリスクがあります。

決して犬猫用のブラシなどは使わないようにしてください。

この品種は、丸みがあってコロコロした体つきや、つぶれているようにも見える顔つきも、大きな特長です。

この品種にメロメロなアメファジと呼ばれるファンは多く、ペットとしてもリクエストが多い品種の一つとなっています。

アメリカンファジーロップの色は何種類?

この品種は二つの純血種をミックスした品種なので、色の出方はその子によって異なります。

ホーランドロップイヤーに近い色の子もいれば、フレンチアンゴラに近い色の子もいて、性格という部分だけではなくて体毛にも個性の一つとして出ています。

毛の色という点で大きく分けると、シェイデッドとブロークン、アグーチやワイドバンドにザックリ分類できますが、それぞれいくつかの色があり、現在アメリカンファジーロップの色として認定を受けているのは19カラーとなっています。

まず、シェイデッドに分類される色には、トータスシェルやセーブルポイントなどが該当します。

トータスシェルにはブラックとブルーがありますし、セーブルポイントとよく似た色だとルビーアイホワイト、サイミーズセイブル、そしてサイミーズスモークパールなどもここに分類されています。

ブロークンに分類されるのは、ブロークントータスシェルなどがありますし、アグーチに分類されるのはチェスナットやリンクス、オパール、チンチラ、そしてワイドバンドにはオレンジ色のカラーが分類されています。

ウサギは品種によって色のバリエーションが多種多様なのですが、この品種は他の品種と比べると、色のバリエーションはとても豊富という特徴があります。

もしかしたら、これから異なる色が認定を受ける可能性もあるかもしれません。

アメリカンファジーロップの価格はいくら?

ウサギの中には、1万円以下で生体購入できるリーズナブルな品種もいますが、二つの純血種を掛け合わせて誕生したアメリカンファジーロップの場合には、購入価格は3万円~5万円程度と少し高めの設定となっています。

ペットショップのセールなどを上手に活用すれば、もしかしたら3万円以下で購入できることはあるかもしれませんが、多くのショップではこのぐらいの価格帯となっています。

この品種のウサギには、スタンダードタイプと呼ばれるものとショータイプと呼ばれるものとがあります。

ショータイプというのは、ネーミング通りウサギのショーに出ることができるというものなのですが、事前に知能テストや能力テストをしているというわけではありません。

ウサギのショーに出場するためには、体の大きさや色味の出方など、いくつかの条件や基準を満たさなければいけません。

そうした条件を満たしているショータイプと呼ばれるものだと、購入価格は高めとなります。

少しでもリーズナブルに購入したい人は、スタンダードタイプがおすすめです。

スタンダードタイプでも、品種が変わってしまうということはありませんので安心してください。

また、この購入価格は、季節によって変動するので注意しましょう。

繁殖期の時期になると価格はリーズナブルになりますが、入荷が少なくて手に入りづらいと言われる夏の時期には、価格は高くなりますし、欲しいと思ってペットショップを複数回っても、どこも入荷待ちになっていることが少なくありません。

この品種を購入するなら、狙い目は春です。

アメリカンファジーロップの性格は人懐こくておだやか

ウサギという動物は、品種に関わらず一般的に神経質な子が多いのですが、そんな中でもこの品種は割とのんびりマイペースという点が大きな特徴です。

あまり神経質ではなくて温和なので、抱っこしたり触られたりすることにも抵抗が少なく、初めてウサギをペットとして飼う人にとっても扱いやすい性格の子ばかりです。

温和でマイペースな性格ですが、遊ぶことは大好きです。

そのため、ウサギのストレスをためないためにも、毎日30分~1時間ぐらいはケージの外に出してあげて遊べる時間を作ってあげましょう。

その際には、遊んでいる時にウッカリ電気コードを齧ったりしないように、ケーブルやコード類はできるだけウサギの手が届かない所に移動しておきましょう。

また、カーペットや畳などの床は、ウサギが穴を掘ろうとしてひっかいてしまう恐れがあります。

ウサギと遊ぶ時には、下にタオルとかマットなどを敷いてあげて、掘ったりしても床に傷かつかない工夫をすることをおすすめします。

遊んでいる途中でも攻撃的になることが少ない品種なので、抱っこしたりなでたりという癒し系の遊びでも十分に満足してくれる子が多いでしょう。

アメリカンファジーロップの体重やサイズは?

ウサギには品種によってサイズや体重が多種多様です。

小さな品種なら体重が1キロ未満という子もいますし、品種が変われば中型の犬と同じぐらいのサイズになる子もいます。

アメリカンファジーロップの場合には、大人になると体のサイズは30センチ程度まで成長し、体重は2kg~3kg程度となります。

ウサギの中で最小サイズというわけではありませんが、他のロップイヤー系の品種と比べると、体のサイズは比較的小さめの品種となっています。

もちろん、その子によって個人差はあるので、体調が30センチよりも小さな子もいれば、30センチよりも大きくなる子もいます。

家庭の中では十分に飼育できる大きさですが、ケージの大きさや飼育スペースが不安な人は、ぜひ購入する前にペットショップに相談してみてください。

この品種は体はそれほど大きくならないので、毎日の遊びタイムで十分な運動量を確保することは可能です。

しかし、一般的にこの品種は太りやすい傾向があるので、運動量が少ない子は肥満に気を付けてあげる必要があるでしょう。

アメリカンファジーロップの寿命はどのくらい?

ウサギの寿命は、一般的に4年~5年程度と言われています。

しかしこの品種は、平均すると5年~10年程度生きることができるので、ペットと一緒にできるだけ長くいたい飼い主にとっては、おすすめの品種の一つです。

この品種のウサギの寿命をできるだけ長くするためには、普段の健康管理がとても大切です。

この品種は他の品種と同じように、極端な暑さや寒さには弱いですし、多湿にもあまり強くありません。

特に体の毛が長い品種なので、夏の暑さには強くないのです。

そのため、室内の温度管理や湿度管理はできるだけ注意してあげたいものです。

ウサギにとって理想的な生活環境は、子供の場合だと26℃~27℃程度、大人になると20℃~25℃程度となりますし、湿度は年齢にかかわらず40%~60%程度が理想的です。

人間にとっては、乾燥しているなと感じるぐらいの湿度ですが、冷暖房で温度調節する季節には、湿度が低くなりすぎないように管理することも大切です。

暑いだろうと思ってエアコンの設定温度を低くしてしまうと、ウサギがいる床の周辺の温度が寒くなり過ぎるという事態になりかねません。

そこで、エアコンだけに頼らずに、ウサギがケージの中で涼める陶器のマットを置くとか、トンネルの素材を陶器にしてヒンヤリ感を出すなど、工夫することもおすすめです。

また、ウサギの寿命を長くするためには、肥満になり過ぎないように毎日きちんと遊ぶ時間を作ってあげたり、食事の面でも注意が必要です。

多方向から健康管理をしていれば、平均寿命よりも長く生きてくれる子もたくさんいます。

また、この品種の特徴でもある大きくて垂れている耳は、夏になると内側が蒸れやすくなってしまいます。

放置すると耳の病気にかかりやすくなるので、こまめにお手入れしてあげることも必要です。

まとめ

アメリカンファジーロップは、大きくて垂れている耳がとても可愛い品種です。

アメリカブランドですが、もともとは別の純潔品種をミックスさせて誕生しているため、色の出方などは多種多様です。

その点も、この品種の大きな魅力の一つと言えるでしょう。

成長するとサイズは30センチぐらいにまで大きくなりますが、他の品種よりも小型なので室内で飼いやすいですし、性格が温和なので抱っこしたりナデナデしたい人にもおすすめです。
(2019年現在)