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イングリッシュロップの性格や寿命は?特徴は長くて大きな耳!

イングリッシュロップの性格や寿命は?特徴は長くて大きな耳!

ウサギの中でも大きくて垂れている耳が特徴のロップイヤーと呼ばれるタイプのウサギには、いくつかの品種があります。

その一つでもあるイングリッシュロップは、他のロップイヤーの原種となった品種でもあり、ウサギの品種の中では長い歴史があります。

ここでは、この品種にはどんな種類や色があるのか、どんな性格の子が多いのかを始め、購入価格やサイズ、寿命や健康管理などについて検証してみました。

イングリッシュロップの種類と特徴

この品種は、ロップイヤー系の品種の原種となった品種ですし、世界で初めてウサギをペット用として改良された品種とも言われています。

そう考えると、この品種だけでなくホーランドロップなどもすべてイングリッシュロップの一種と言えるかもしれません。

この品種には3種類あり、ライオンロップ、ミニロップ、そしてフレンチロップがあります。

ライオンロップとは、ライオンのたてがみのようなフサフサした顔の周りの毛が魅力の種類で、耳はもちろんロップイヤーなので大きくて垂れています。

ライオンラビットと呼ばれることでも知られている種類です。

ミニロップは、どちらかというと純血種というよりはミックスに近い位置づけとなるのですが、ホーランドロップよりも少し大きめのサイズで、飼い主と積極的に遊びたいという好奇心旺盛な性格が特徴的です。

新しい環境に慣れやすいので、初めてウサギをペットとして飼う人にとっては、飼いやすい種類ではないでしょうか。

フレンチロップも、イングリッシュロップに分類されます。フレンチロップは、バタフライラビットとミックスして作られた品種で、体は比較的大きめですがかわいらしい外見が魅力的な種類です。

耳はロップイヤー特有の垂れ耳ですが、他のロップイヤー種と比べるとそれほど大きくないという特徴があります。

イングリッシュロップの色は豊富!

この品種には、たくさんの色があります。

例えばチンチラ系カラーだと、ブラックやチョコレートのダークな色、ブルーやライラック、セーブル、そしてスモークパールなどがあり、明るい色から暗い色まで幅広く見つけることができます。

チェスナットアグーチ系のカラーでも、ブラックやチョコレートがあり、チンチラ系カラーと似ているようで異なるカラーとなっています。

その他にも、オパール系やリンクス系、ブロークン系、トライカラー系などがあり、複数の色のコンビネーションを楽しむことができるのもまた、この品種の大きな魅力となっています。

ちなみに、ラベンダーブルートゴールデンフォーンの組み合わせとか、チョコレート色とゴールデンオレンジの組み合わせ、ブラックとゴールデンオレンジの組み合わせなどが人気です。

この品種には、ボディの色はホワイトだけれど鼻とか耳、足とかしっぽにポイント的に色がついている子もいます。

色としては、ブラックやブルー、ライラック、チョコレートカラーなどが挙げられます。

その他にも、シルバーフォックスのような色やスティール色、セルフグループ系の色などもあり、認定されているだけでも40色以上があります。

イングリッシュロップの価格はいくら?

この品種は、ペットとして高い人気があるので、日本国内でも多くのペットショップやウサギ専門店などで販売されています。

耳が垂れているとこの品種かなと思ってしまう人は多いのですが、耳が垂れているロップイヤー系にもいろいろな種類がありますし、純血種ではなくてミックスの子もいます。

生体購入の価格としては、純血種の子よりもミックスの子の方がリーズナブルとなり、1万円程度で購入できる子もいます。

もしも純血種にこだわりたいという人や、血統書がついている子に限定したいという場合には、総合ペットショップよりはウサギ専門店に足を運んだほうが、納得できる条件の子を見つけやすいでしょう。

ただし、血統書がついているとか純血種にこだわりたいという場合には、購入する際の価格はどうしても高くなってしまうので、その点はあらかじめ理解しておきましょう。

血統書などがついている子になると、価格は8万円程度することは珍しくありませんし、場合によっては取り寄せになってしまったり、取り扱っていないということもあるかもしれません。

耳が垂れているロップイヤーの子はたくさんいるし、純血種ということは分かっていても、血統書がないということで価格が低めに設定されているケースもあります。

幅広いアプローチで自分と相性が良い子を見つけたいものです。

イングリッシュロップの性格は賢い?

この品種は、一般的に穏やかで人に懐きやすい性格をしています。

そのため、抱っこナやデナデしたい人にとっては理想的な性格の品種と言えるでしょう。

品種によってはなかなか抱っこさせてくれなかったり、嫌がって攻撃的になることがありますが、この品種ではそうしたことは少ないです。

また、遊ぶことが大好きなので、ウサギと一緒に遊んで触れ合いたい人にとっても、おすすめの品種ではないでしょうか。

この品種は全般的に賢い子が多いと言われています。

そのため、手を抜いたお世話をしていると、敏感に察知して懐いてくれなくなったり、ということはあるかもしれません。

ウサギだからバレないだろうと思って適当に手抜きをしていると、それまで抱っこさせてくれていたのに嫌がるようになってしまうかもしれないので、そうした事態が起こらないように、毎日誠心誠意を込めてお世話するように心がけましょう。

この品種はもともとペット用のために改良されているため、初めてウサギを飼う人にとっては扱いやすい性格の子が多いです。

もちろん、その子によって個人差はあるので、活発に遊ぶことが大好きな子もいれば、抱っこされていることが大好きという子もいます。

その子の性格を見て、その子に合わせた遊び方をしてあげると良いでしょう。

イングリッシュロップの体重やサイズは?

この品種は、体のサイズや体重という点では大きな幅があります。

ロップイヤー系の原種となっているので、他にどの品種と掛け合わせて別の種類が生まれたかによってもサイズや体重は変わります。

目安としては、体のサイズは30cm~50cm程度、体重で言えば1.5kg~5kg程度となります。

子供の時には小さくて可愛くても、成長するにつれてどんどん大きくなって体重が5kgを超えたということはあるので、もしも飼育環境に制限があったり、大きくなりすぎると困るという場合には、耳が垂れていて可愛いロップイヤー系の中でも小柄な品種を選ぶのが良いかもしれません。

大きく成長するこの品種は、ウサギが大好きな人にとってはたまらなく可愛いペットとなってくれます。

体は大きくなっても愛らしい顔をしていますし人懐こいので、抱っこしたければさせてくれることが多いですし、ナデナデすると気持ちよさそうな顔をしてくれます。

犬や猫なども検討したけれど、やはりウサギを選んで癒されたいという人にとっては、このぐらいのサイズが合ったほうが満足度は高くなるのではないでしょうか。

ただし、体が大きな子はその分食事の量も多くなるので、食費がかかるという点は理解しておきましょう。

イングリッシュロップの寿命はどのくらい?

一般的にウサギの寿命は4年~5年程度と言われていますが、この品種では5年~10年ぐらいが平均的な寿命です。

近年では10年以上長く生きてくれる子は多くなっていますが、できるだけ長く生きてもらうためにはウサギの飼育環境や生活環境を一つずつ見直して改善することがとても大切です。

例えば、ウサギの食生活を見ると、この品種は体が大きいため、ウサギ専用フードだけを与えるとどうしてもコスト面がかさばってしまいます。

しかし、だからといって人間と同じ食べ物を与えるというのはNGですし、ウサギに良いと言われている野菜でも、水分を多く含んでいるものだとウサギがお腹を壊してしまうリスクがあります。

そのため、基本的にはウサギ専用のフードを与え、その他の野菜などはおやつ程度に抑えておきましょう。

普段ケージの中で生活しているウサギにとっては、ケージの中での生活環境によって受けるストレスは大きくなります。

近年では、ウサギがストレスを感じにくいデザインやスペックになっているケージがたくさんありますので、ぜひチェックしてみてください。

ウサギのストレスを軽減する工夫や努力をすることが、ウサギの寿命を長くすることにもつながります。

すぐにできることとしては、部屋の温度や湿度をウサギにとって理想的な温度に調整してあげることです。

夏にはヒンヤリできる陶器製のマットを使ったり、冬にはウサギ用のヒーターを使うという工夫もおすすめです。

病気にならないために、トイレのお掃除もできるだけこまめにしてあげたいものです。

また、このイングリッシュロップはロップイヤーに共通する大きくて垂れた耳を持っています。

耳が垂れていることによって内側が蒸れやすくなり、季節によっては耳の病気にかかりやすくなってしまうこともあるでしょう。

ウサギの皮膚は柔らかく、しかも耳の内側にはたくさんの血管があって敏感なので、家庭でお掃除するのは耳の外側だけです。内側は動物病院に行ってお掃除してもらうのが安心です。

こうした普段からの健康管理を継続することによって、ウサギの寿命を長くすることが可能となります。

まとめ

大きくて垂れた耳を持つロップイヤー系のウサギの原種とも言われているイングリッシュロップは、他の品種と比べると大きさが大きくなりやすいという特徴があります。

ウサギ好きにとってはたまらない魅力ですが、体が大きくなることによって飼育環境や生活環境でウサギが受けるストレスも大きくなってしまわないように注意したいものです。

この品種にはいろいろな種類があり、色やサイズなどは多種多様です。

その点もまた、この品種の大きな魅力と言えるでしょう。

(2019年現在)